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CFってなに?意外と知らないリフォームで使われる床材について

リフォーム床材のクッションフロア(CF)

住宅を購入し時間が経ったから修繕と同時に雰囲気を変えたい、中古マンションを購入したから自分好みの部屋にしたいなど、内装リフォームを検討される方が増えてきています。

リフォームを行うことで、家に対してより愛着が湧きますし、オフィスであれば社員の方々のモチベーションアップにも繋がります。

妄想は膨らんでも実際にリフォームの材料となるものについては詳しくない方が殆どではないでしょうか。

この記事では戸建て、アパート・マンション問わずリフォームの際に良く使われるCFと言われる床材はどういうものか紹介していきたいと思います。

CFとは何か?

CF=クッションフロア

リフォームや賃貸物件の仕様を確認する際に「CF」または「CFシート」と言われる単語を聞くことがあると思います。CFはビニール系床シートのひとつで、CFはクッションフロアの略です。床に貼る前はロール状になっている柔らかめの床材です。
機能的な床材で防汚性や断熱性、衝撃吸収、防音性、防水性などの機能があり、抗菌性を持ったものも存在しており、色々な場面で使用されております。

CFが使用されている場所

CFシートは特にその防水性や防汚性の観点から、トイレやキッチンなどの水回りに使用されることが多く、この記事を読んでおられる皆様のご自宅の水回りにも採用されている可能性が高いです。また、他の床材と比べコストが安いこともあり一人暮らし向けのアパートの居室にも使用されています。

多機能な面が注目されるようになってからは、家の中のいろいろな床素材として注目されるようになりました。

その中でも、ペット対応のクッションフロアと厚手のクッションフロアがあります。
ペット対応のクッションフロアであれば、消臭や頑丈さ滑らないなどの機能に特化しているので、犬を室内で飼っている人も安心できます。

また、厚手のクッションフロアでは、3.5mmほどの厚さを持っており、衝撃をかなり和らげてくれます。

小さな子供や高齢者のいる家であれば、転んで怪我をすることを防ぐこともできます。

デザイン性のあるCF

CFシートの様々は柄が生まれるようになっており、ホワイトマーブルやブルーアイボリー、カフェスタイル、ストーン、ウッドなどいろいろなスタイルで販売されるようになっています。

手軽に張り替えをすることができる床材ともなっており、価格見安いことから使いやすい床材になっています。

CFの張り替え時期は

クッションフロアは機能的に耐久性もあるため、長く使い続けることができますが、もちろん永久的に使い続けることができるわけではありません。

クッションフロアの耐用年数は6年とされていますが、(使用状況にもよりますが)大体10年くらいは問題なく使えることが多いです。

※賃貸住宅等の場合、耐用年数の6年以上経っているものに関しては原状回復時の居住者負担にはなりません。

クッションフロアの状態としては、変色している、汚れが取れない、割れている、剥がれやすくなっていないか、違和感を感じないか、と言う点がポイントになります。

クッションフロアを貼り替える場合、重ね貼りか貼り替えの2つの施工方法があります。
どちらもその名の通りで重ね貼りは既存のCFの上に重ねて貼ることを、貼り替えは既存のCFを剥がしてから貼ることをいいます。

基本は剥がしてから貼るものですが、高さ(厚み)の問題(ドア開閉に影響が出るなど)や下地などに問題がなければ、重ね貼りの方が簡単に安く済みます。

CFとフロアタイルの違い

同じ塩化ビニールという素材できた床材でフロアタイルというものもあります。

その形状、厚み、耐久性とテクスチャーについても大きく異なります。
厚みの観点から見ると、クッションフロアは1.8mm前後でクッション状になっており、そのためフカフカした柔らかい踏み心地を感じることができます。
フロアスタイルの場合は2.5mm前後の厚みですが、クッション性は殆どなくしっかりとした踏み心地になっています。

耐久性で言うと、CF床材よりもフロアタイルの方が耐久性に優れていて、フロアタイルは土足歩行の店舗の床仕上げ材にも採用されています。

テクスチャーに関して言えば、フロアスタイルの方が厚みと硬さがあるので、より本物に近いテクスチャーを表現しています。

形状が最も異なり、CFがシート状なのに対して、フロアタイルはその名の通り、タイル上になっています。
そのため、クッションフロアはロール状になっているので、広げるだけで貼っていくことができますが、フロアタイルは1つ1つを並べていく必要があるので、手間がかかってしまいます。

手間がかかってしまうため施工費もフロアタイルの方が高くなっています。

クッションフロアであれば、貼り替えで1畳2万円ほど、重ね張り工法で1万円ほどになりますが、フロアタイルであれば貼り替えで4万ほど、重ね張り工法で3万ほどになってきます。

CFとフロアタイルでは、フロアタイルの方がリアルな質感を表現でき、家具などを置いても凹まないため、リビングなど居住スペース向きです。
CFはシート状で繋ぎ目がないため、水をこぼしやすいトイレ・洗面所などがおすすめです。

まとめ

CFはデザインが豊富で、安く、クッション性があり、建物を問わず使用されている床材です。
CFが得意な水回りであればスペースも狭いため、初めてのリフォームでもおすすめで、トイレの入れ替えと合わせ工事を依頼されることも多いです。

原状回復コンシェルジュでは、原状回復工事だけではなくこういった部分的なリフォームも対応可能です。

内装に関して何かあればお気軽にご相談ください。

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