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表具店って何をするお店?和室のリフォームで必須なふすま、障子について

襖・畳・和室のリフォーム
襖・畳・和室のリフォーム

自宅に和室やふすま、障子などがある場合、どこに貼り替えをお願いすればいいの?そんなお悩みを抱えている方も多いと思います。
ふすまや障子については表具店の管轄になります。

表具店はたまに町で見かけますが、具体的にどういうことを仕事をされているのかご存じない方多いかと思いますので、今回は表具店にスポットを当ててえみたいと思います。

表具店とはどのようなところか?

襖や障子は和室の中でも特に目がいく部分なので、汚れや破れ、剥がれている部分があるとかなり目立ちます。
破れていなくても黄ばみやシミなどがあると印象が悪いです。

「襖や障子をきれいにしたい!」このような時にお願いするのが表具店です。

表具店では主に以下のようなことお願いできます。
・襖や障子の貼り替え、仕立て
・和室、茶室の壁装
・掛け軸、屏風などの修復、仕立て

糊を使い紙や布を貼る作業を行ってくれます。

日本文化・芸術には欠かせない存在

表具師は日本での歴史は古く、仏教が盛んだった奈良時代、平安時代頃から始まったと言われております。
巻物や、書や仏画を掛け軸にしたり、その後掛け軸や屏風が広まっていったなかで、同じ紙や糊を必要とする襖や障子についても表具師の仕事となりました。

書などを表具師が装飾することで芸術的な掛け軸、屏風などにすることができます。
元々こういった芸術品の表装を仕立てるところから始まっているため、襖や障子だけではなく、現在に至るまで掛け軸や屏風のシミ、シワ、汚れなどの洗い・補修など日本文化・芸術には欠かせない職業となっています。

また、和室の壁装を対応していた歴史から、現在は壁紙(クロス)貼りを行っているお店もあります。

表具店の費用とは

では表具店に作業をお願いした場合の費用はどのくらい掛かるのでしょうか。

襖の張り替えに関しては押入で大体3000円台くらいからになります。
両面であれば5000円台ほどになり、天袋であれば2000円前後になります。

もちろん高級なものを選ぶとその分値段も上がっていきます。

襖の新調価格も片面であれば12000円、両面で13500円、天袋は7200円ほどになります。

掛軸の修理は、劣化や痛みなどの大きさや範囲によって価格が変わってくるため、その商品の痛み具合を見なければ、価格が決められないことになります。

ただ、素材によっては大体50000〜90000円くらいの価格になります。
部分的にシミ抜きや大和仕立てなどにすれば値段はさらに安くすることができます。

障子の修理の費用としては、紙の種類や大きさによって価格は変わっていきます。

高級紙であれば、大で4000円、強力紙であれば大で4500円程度となります。

芸術品の修復をメインにしているところ、襖や障子をメインに扱っているところでも金額感は変わりますので、見積もりを取り高いと思った際は何店か確認してみることをおすすめ致します。

まとめ

表具店は襖、障子だけではなく、掛け軸や屏風など美術品の修復なども行えることが分かりました。

何代にもわたり家を受け継いでいる方は、襖、障子以外にも芸術品の修復でお願いすることがあると思います。
馴染みの表具店を作っておくと、うっかり掛け軸を汚してしまったというときも安心ですね。

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