仕事を始めるときに大事になってくるのはオフィスになります。
オフィスと言っても種類はいろいろあるため、どの場所にオフィスを選ぶのか、オフィスの広さ、契約内容などについて考慮していくことが大事になります。
オフィスの選び方はポイントを押さえておかなければ、失敗して後で後悔してしますことにも繋がります。
どのようにオフィスを選んでいけばいいのか、紹介していきます。
オフィス選びのポイントとは
オフィスを選ぶときのポイントになってくるのは、賃貸面積です。
オフィスビルの契約面積は大きく分けると2種類となっており、1つはエレベーターホールやトイレ、給湯室、廊下などを含めた面積であるグロス契約であり、もう1つは事務室のみを契約面積とするネット契約になります。
グロス契約は中小型ビルで1フロア1テナントのビルに多く存在します。
ネット契約は大型ビル、1テナントに複数のテナントが入居するビルに多い傾向となっています。
オフィス選びのポイントとしては、もし今のオフィスがネット契約で次に移転するオフィスがグロス契約であった場合、今の契約面積よりも10〜20%大きめのスペースを借りなければ、同じ程度の大きさのオフィスを借りることができません。
大きさに関してこの点を知っておく必要があります。
また、立地条件も大事になります。
「足を運びやすい立地なのか」、「交通の便は良い場所か」、「その地域でニーズがあるのか」という点を考慮する必要があります。
立地条件が悪ければ、出勤までの時間が長くてきつく、ニーズが合わなければ仕事も円滑に行うことができなくなります。
また、設備の内容についてもポイントを押さえておくことが大事です。
駐車場があるのか、電気容量やネット環境などは良いのか、空調の効き具合やトイレや水回りは綺麗かなど、設備に関しても細かい点をいろいろ見ておくことが大事になります。
自分の妥協点も少し考慮に入れておくとスムーズに事務所選びをすることができます。
オフィスを選ぶ際にはこれらのポイントを押さえておくと良いです。
オフィス選びの注意点とは
オフィスを選ぶときに注意点もあるので、確認しておくことも大事になります。
まずは、空調方式の確認です。
オフィスの空調には個別空調方式とセントラル空調方式があり、この2つには、それぞれメリットとデメリットがあります。
個別空調方式であれば、ゾーンごとに配置された室内機ユニットによって、個別に運転ができます。24時間運転ができます。
セントラル空調方式であれば、中央の熱源を稼働させてダクトや水配管を通じて空調を行います。運転時間が決められているので、それ以外に運転をするならば申込みが必要になります。
このように空調の種類によって制御方法に違いがあるので、設置の際は注意が必要になります。
また、OAフロアについても注意が必要です。
OAフロアとは、パソコンやコンセントの配線を全て床下に収納できるオフィスのことですが、床下に収納できるとしても限度があるので、パソコンを複数台導入するならば、OAフロアにしないと配線だらけになってしまいます。
この点についても注意しておくことが大事です。
また、電源プラグとブレーカーについても注意が必要です。
オフィスが広ければ電源プラグも多くなりますが、電源プラグごとに共有しているブレーカーが違ったり、使用できるアンペア数などに違いが出ることがあります。
場合によっては配線工事で費用がかかることもあるので、確認しておくことが大事になります。
ゴミの処理方法も、オフィスは家庭用のゴミとして廃棄はされません。
ビルの管理会社かゴミを収集する方法、または各テナントが個別にゴミ処理業者と契約して回収してもらうかのどれかになります。
そのため、ゴミの処理方法についても確認しておかなければ、ゴミを処理することができなくなります。
これらを注意しておくことが大事になります。
オフィスの選び方で失敗しないためには
オフィス選びで失敗しないためにも、慌ててオフィスを選ぶのは避けるべきです。
オフィス選びで慌ててしまうとポイントや注意点をおろそかにして選んでしまい、後に後悔してしまうことになります。
オフィス選びは時間がかかるため、前もって時間を作り、余裕を持ってオフィスを選ぶことが大事になります。
また、オフィス選びで分からないことがあるならば、オフィス選びのコンサルタントなどのプロの情報を得ることも大事になります。
自分では考えが及ばないこともあるので、契約する前に自分が不安に思うことをプロの意見を聞いて解消していくことも大事になります。
また、契約内容もよく読み込んでおき、費用や退去の方法なども理解しておくことが大事になります。
この点を確認しておかなければ、費用が大きくかかってしまうことにもなるので、大事な点と言えます。
オフィス選びの際は体力や時間を多く消費するかもしれませんが、オフィス選びで失敗しないために参考にしてください。